今回は辻村深月さんの小説を紹介したいと思います。
タイトル『嘘つきジェンガ』です。ジェンガと聞けば皆さんも想像できると思います。タワーに積み重ねたジェンガを崩さないように一本ずつ取り出し上に積み重ねるものです。
私はいつもわざと危ないところをとって最終的にタワーを崩してしまい負けていました。
小さい時の記憶っていうものはふとした時に蘇るもので記憶というのは素晴らしいですね。私保育園、小学校、中学校、高校と何気なく生活していました。小学校時代はなぜか父の進めで柔道部に入っていました。弱小でしたが、中学から部活もバレー部に入り最初は野球部に入ろうとしたところを姉に野球部に入ったところで人数多いし、レギュラーに取れないから、姉がバレーをやっていたこともあり、なんとなくバレーボール部に入部します。今では考えられないくらい顧問が最悪だったことを思い出します。本当に黒歴史としか言いようがない。練習試合なのに数々の暴力、罵声の嵐の経験が活きているのかなにか暴言を吐かれたときにも軽く感じてしまいます。今の先生たちはどのように指導をしているのか不思議です。危険な行為はさすがに止めに入り怒っているのでしょうが。時代は変わりましたね。
話が脱線しすぎました。この本を読んでいて私人生はジェンガではないかという考えがあるのだと知りました。歳をとるのと同じようにジェンガが一つずつ抜かれていく。ひと昔はよいと思っていたことも時代や価値観が変われば悪いことになります。人間は都合のいいもので真っすぐに積み重なっていると思い込んでいないかと考えさせられました。後を振り返ったときに歪んでいてすぐに倒れそうな人生もあるかもしれません。わたしも真っすぐに積み重なっていると思っていたのですが、仕事をしている時は曲がって歪み倒れ始めているのに気付かなかった。会社員として働いていた時は無我夢中で乱雑に上に重ねていたのでしょう。もう周りが見えていなくて体のことも無視してした。ある時立ち上ることが出来ず今思えばそれがジェンガだったのだと気が付きました。
休息というジェンガがあるのか。自分でもわかりませんが、今は休んでエネルギーを蓄積するしか方法はありません。蓄積できているとおもいたいですが・・笑
わたしはまた新しい人生のジェンガを積み重ねるときが出来る準備をしているのだと考えています。
今日からでもも少しずつ積み重ねていけたらと思います。
もしこの本を手に取って読みたい方はAmazonのリンク貼って置きますのでご利用ください。
タイトル『嘘つきジェンガ』
著:辻村深月
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