今回は
タイトル『クスノキの番人』
著:東野圭吾
はじめに
2020年に発売された本です。2020年といえばコロナ渦でしたので外出をさけていましたね。
物語は主人公玲斗がクスノキの番人を通して番人への心得や人としての成長がみられて、
人との気持ちの寄り添い方が優しいなと思いました。祖母である千舟と玲斗のやり取りが家族らしくなっていくところは素晴らしいと感じました。
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認知症の祖母
ある認知症のお母さんがでてくる場面があるのですが、私の祖母もアルツハイマー型認知症で祖母を亡くなったことから少し反省しました。祖母は地元に妹夫婦住んでいたのですが、アルツハイマー認知症が発覚してからはやはり物忘れがひどくなっていき、妹夫婦とも話し合って私の住む家で様子をみることになりました。最初の方は何事もなく過ごしていましたが、段々と様子がおかしくなっていきます。まず私は誰わからない。母の事もわからない。デイサービスにて昼間は見てもらっていたのですが、夜になるとトイレをしたくなった時に電気がつけれない。トイレがどこかわからなくなる。廊下を徘徊するようになったのです。やはり住み慣れた家ではないため訳がわからなくなっていったのだと思いました。我が家は介護をした経験がなくやはり母が祖母の介護をしていました。最終的に近所に施設があり入ることになったのです。そのきっかけは家の中を徘徊するため母が寝れなくなり余儀なく施設に入ってもらうようになりました。私がまだ高校生だったこともありアルツハイマー型認知症の知識を知ろうともしませんでした。私は18歳で地元を離れたためそのあと3年後に祖母は亡くなりました。最後に別れに会えたのはよかったです。もし一緒に住んでいる時に優しく接したり会話をしていたら認知機能低下を抑えたのかなと反省しています。玲斗と千舟の関係性までいけてたらよかったなと読みながら考えていました。
アルツハイマー型認知症は遺伝でもあることから母もそうですが兄弟もなる可能性はあります。身体がしっかりしていても頭が働かなければ活動が出来ないので辛いだろうと思います。
新薬が少しでも早く出来、完治出来る病になればよいなと思います。。
もし家族がアルツハイマー型認知症になったとしたら玲斗みたいに寄り添える介護をしていきたいと思いました。
気になった方へ
最後にAmazonのリンクを下に貼っておきますので気になった方は手に取って読んでみてくださいね。
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最後まで読んで下さりありがとうございました。
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